吉原義人 刀〜温故創新
本日は、刀剣博物館で行われた、刀匠、吉原義人さんのトークイベント、「刀〜温故創新」に参加しました。
自分は、刀に関しては、素人で、ゲームや漫画で得た知識ぐらいしかないです。
刀剣乱舞ではなくFINAL FANTASYの武器で刀があり、それで少しは名前を知っています。
備前長船、正宗、村正、虎徹とかですかね。実際に存在するもの中のは調べたりはしていないですが・・・
そんな程度の知識でしたが参加してきました。
大事な2つのこと
トークイベントで、吉原さんが話していたことで、2つの大事なことを上げていました。
たしか、材料と刃文だったかと
材料
刀の元になる材料は、玉鋼という鋼です。
刀の生成方法は、この玉鋼を、溶かすのではなく、溶けない温度にまで上昇させて、ハンマーで何度も叩いていきます。叩くことにより、玉鋼の中に入っている不純物を無くしていきます。
これを「鍛錬」と言います。
スポーツ選手などが鍛錬して鍛えた体とか言いますが、この鍛錬という言葉はこの刀の作る工程の鍛錬からきているらしいです。(※諸説あり)
刃文
刃文とは、刀身ににある波模様のことです。
この写真は、そのトークイベント会場で飾られていた刀です。
なぜか、刀は刃文が大事とわかっていました。どこで得た知識なんだろうか・・・
ゲームか漫画で得た知識なのかもしれません(笑)
刀の断面図
トークイベントのスライドショーで、刀の断面図の画像が表示されました。
刀は、中に柔らかい鋼があり、それを硬い鋼で包んでいるようです。
なぜ、柔らかい鋼を中に入れているのかというと、昔、刀を大量生産するためにこういう技法になったとのことです。
柔らかい鋼を入れることで、硬い鋼の使用量を抑えることができ、硬い鋼のみだと1本のところを、柔らかい鋼をいれることで1.5本作れることになるとお話ししていました。
その工程が現代でも、受け継がれて、そうやっているそうです。
研ぎと土置き実演
トークイベント終了後に、お弟子さんの実演を間近で見ることができました。
研ぎは、女性の方でした。
刀剣の世界で、女性がいるイメージがなかったのですが、女性も活躍しているということでした。
錆びた刀を、研ぐ実演をしていました。
見た感じ、とても大変そうな感じでした。
研いでいる時に、質問も受け付けていて、「研いでる時に手は切らない?」「油断するとたまにあります」など気軽に受け答えしてくれていました。
土置きは、男性の方で、研ぎの女性の方とは夫婦です。
土置きとは、粘土のような物を刀につけて、刀を焼くときの温度のコントロールして、刃文出すためのにするようです。
土置きは、刀がキャンバスで、キャンバスに自分がイメージした絵(刃文)を描くことと言っていました。
まとめ
今回、始めて参加してみたのですが、実演も見れて楽しかったです。
お弟子さんからは、「鍛治で食べていくことは難しいけど好きでやってる」や刀剣博物館の方が「食べさせてくために、もっと知ってもらい、イベントを開催して、バックアップしていきたい」とおっしゃっていました。
鍛治には資格がいるらしく、5年は弟子の経験をして、資格の試験をしなければならないそうです。ただし、先生には当たり外れがあるようで、鍛治ができないのに先生をしている人がいるらしく、弟子入りしても5年ムダになってしまうから、見極めましょうとのこと。
ちなみに、イベントに参加している人は女性の方が多かったです。
女性でも活躍している人がいるので、女性で刀剣に興味があり、仕事にして見たいというこたは弟子入りしてみてはどうでしょうか。
刀剣を所持するには
ちなみに、刀剣を所持するには、資格はいらないようです。
自分は昔、スポーツチャンバラというスポーツをしていました。その時の先生が、居合などをしていて、たまに、試し切りをさせてもらったことがあります。ゴザをズバッと切ったりしました!